Home > 不動産投資 > 価値が落ちにくい不動産を見つけるための6つのこと

価値が落ちにくい不動産を見つけるための6つのこと

不動産選び
(写真=PIXTA)

 不動産の価値とは、売却や賃貸に出したとき、その物件を買いたい人・借りたい人がたくさんいるかどうかで判断され、「リセールバリュー」とも言われます。長期保有するつもりで購入した不動産を、何らかの事情により手放さなければならなくなったときにも、なるべく損失を出さずに済むように、資産価値が落ちにくい物件を見つける必要があります。

1. 立地の良さが最重要条件

 不動産の価値の9割は、立地条件で決まるといってもいいでしょう。例えば、同じスペックの不動産を10年後に売りに出したとき、その値下がり率は不動産のエリアによって大きな差が出ます。

2. 最寄り駅までは徒歩圏内が必須条件

 最寄りの駅から短時間で主要ターミナル駅に直通アクセスができるなど、都心部への交通利便性が高い物件は、資産価値を維持し続ける可能性が高いでしょう。複数路線が乗り入れていたり、2駅が利用可能であったり、急行列車の停車駅であったりするとなお良いです。都心に近ければ近いほど、値下がり率は低くなります。

 バス便は、物件によってはあまり価値に直結しません。最寄り駅は主要鉄道沿線の駅とし、なおかつ徒歩圏内であることは必須と言っていいでしょう。マンションであれば徒歩10分以内、戸建てであれば15分以内であることがひとつの目安です。

3. 生活利便性と住環境の快適性もチェック

 病院や学校、役所や金融機関など、生活と関係が深い主要な公共施設が、徒歩や自転車で行くことができる距離に集まっていることなども、不動産の価値が保たれるポイントです。また、周辺に飲食店、コンビニエンスストアや人気スーパーがあったり、活気のある商店街や大型商業施設があったりなど、生活に便利な街は暮らしやすく人が集まります。

 加えて、近隣に緑の多い公園や、図書館、美術館、コンサートホールなどの文化施設や娯楽施設が充実していると、暮らしの満足度と快適性が高くなります。大型公園に隣接している物件は、日当たりが確保しやすく公園の景観も楽しめることから、将来にわたり資産価値の維持が期待できます。

4. 街のブランド力が資産価値を引き上げる

 いわゆる「高級住宅街」と呼ばれているエリアは歴史も古く、それだけでもブランド力が高いため不動産は高い価値を持ちますが、売りに出ることが少なく希少性も高いため、一般の方にはなかなか手が届かないような高額物件であることが多いです。

 最近は、住宅ポータルサイトで毎年リサーチされている「住みたい街ランキング」にランクインするような街も新たなブランドとなっています。ランキング上位の街の駅を最寄りとする不動産は、売却や賃貸の際に購入・入居希望者が見つかりやすく有利です。

5. 地域の災害対応力や安全性の高さ

 2011年の東日本大震災以降、防災意識が高まり、今後は周辺エリアの災害対応力の高さも、不動産の資産価値にかかわってくると考えられます。各自治体のホームページで閲覧できる各種ハザードマップなどで、自然災害発生時の被害予想といった情報を確認しておくことお勧めします。

6. 将来性が見込める立地かどうか

 最後に6つめのポイントとして、将来性の観点から物件を見比べることで、資産価値がより落ちにくい不動産が見つけられることを指摘しておきます。

 全国的に少子高齢化と人口減少が本格化して、今後10年で郊外や地方では人口過疎地が増えていくことが予測されています。人口減少に伴い住宅需要も減少するため、住居系不動産の供給過多が予想されます。そうなると資産価値の維持は見込めません。

 人口減少社会への突入に備えて、国は都市のコンパクト化、いわゆる「コンパクトシティ」を推進しています。都市部などの利便性の高いエリアに人口を集めて街の規模を縮小することで、インフラや行政サービスの非効率を改善し無駄をなくしていくという考えです。将来的にこのコンパクトシティが、不動産の資産価値を大きく左右することになるでしょう。

 その一方で、現在東京都内の不動産価格は上昇傾向にあります。この価格上昇は、今後数年間は続くと思われます。2020年のオリンピック開催都市が東京に決定し、開催地である東京湾岸エリアの不動産価格が高騰しています。豊洲などの湾岸エリアでは、大規模なマンション開発が進められており、連動して都心部と湾岸エリアをつなぐ新たな交通網の整備や、山手線、東京メトロの新駅構想、渋谷駅の駅前再開発などをはじめとする東京の再開発が着実に進んでいます。

 五輪開催の前後には都心エリアの利便性はさらに高まることが予測され、インフラが整備されて住宅供給が加速すると、周辺には商業施設が続々と出店することになるでしょう。ごく限定された東京都心部において、将来的な不動産市場の好循環を見込むことができます。

 都心から少し離れた私鉄沿線などでも、鉄道路線の延伸計画による新駅構想や再開発中の駅などは、都心ほどではなくても将来的に資産価値が高まる可能性があります。価格が急上昇している都心に比べると価格も手頃なため、希望条件によっては狙い目です。

まとめ

 不動産を探す際は、目先の資産価値だけでなく、10年後、20年後の資産価値がどのように変わるのか、長期的な視点で将来を見通すことが大変重要です。以上に挙げたことを参考に、今後を考えながら不動産を探してみてはいかがでしょうか。
 

Check Also

サブリース

サブリースのメリット・デメリットをできる限りまとめてみた

(写真=PIXTA)  サブリ ...